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カラー A3 プリンター

事務機器評論 #18

 
弊社の技術部 部⻑ 加藤真⼀が
独断と偏⾒で切り込む事務機器評論!
今回は Canon LBP853Ciです。
 
線が細いな?
CanonのA3カラーレーザープリンターのフラッグシップモデルです。
印刷の色目はCanonさんのお得意なマットでしっとりした感じ。
Canonさんの絵は、上手く言えませんが、、、
他社とは何か違う味があってファンが居るのは納得できます。
印刷の仕上がりが独特過ぎてデザイン系の用途には
向かないのではないかと心配してしまいます
生産性は高く、⼀般向けカラーレーザープリンターとは思えない速度で
⼀分間にA4が46枚も出てきます。
 
写真を印刷する時には気付きませんでしたが
エクセル等で表を印字すると細線が細い(薄い)です。
ドライバーには図面モードみたいなのがあり設定で太線も出来ます。
でも印刷の度にプリンタードライバーを手動で弄るのは
どうかと思い設定をいじくりまわしました。
そんなこんなで四苦八苦している中、データを送るパソコンを替えたら
絵が変わったんです!?
 
Canonさんに電話して聞いたところ、、、
プリンタードライバーの種類によって印字の線が変わるとのことで
「常に最新のプリンタードライバーを使ってください」
とだけ言われてしまいました。
プリンタードライバーの画像処理によっては独特感もあります
画像処理されているので色目や線の太さが変わるのは、、、
「まー、そんなものかな」と諦めるしかありません。
 
このプリンターの初期起動時間が若干気になります。
これは旧来の機種から同じなのですが
プリンターが各色カートリッジ間の色目を調整する時間が⻑いです。
1枚・2枚をたまに刷る用途には向かないかな?
10枚・20枚・100枚印刷する用途には生産性が高くお薦めです。 
 
給紙カセットを閉めるときは吸い込まれるのが高級感あって良いね。
複合機等では見られる機能ですが
Canonさんのこういう細かい所にはホントに感心させられます。
 
あとは、普段から見る所ではありませんが
カバーを開けた時の裏側の処理の仕方や建付け等のしっかり感など

海外勢のプリンターはガッカリ感しかありませんが
日本勢、、、特にCanonさんは上手いですね。
特にCanonさんはギミックやパネル処理が上手い分
紙詰まりやトナー飛散の掃除のアクセスはあまり良くありません。
 
この機種はドラムとトナーのカートリッジが別々に必要となるタイプで
再生トナーカートリッジは各社より販売されてきて選べますが
ドラムユニットは純正品しか選べないと思います。
ドラムユニットの再生は皆様からの需要が上がらないと作れません。
(7万枚交換なので需要はないと思われています)
 
トナーには相性があるので、純正/再生どちらにせよ
各色を同⼀メーカーに揃えることを強く勧めます。
組合せによって色目が偏ってしまう危険性も。
また、再生品は色目(特に赤が顕著に異なる)が純正とは
異なるのでお好みの色目のメーカーを探してみてください。
総合すると、、、Canonで選択するなら
後に紹介する⼀体型カートリッジのLBP841Cを薦めるかな?
 
 

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