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モノクロ A4 プリンター

事務機器評論 #32

弊社の技術部 部⻑ 加藤真⼀が
独断と偏⾒で切り込む事務機器評論!
今回は Fujitsu XL4405
違いが分からん、、、
従来機XL-4340(LB111)の後継機です。
二台並べると、ほぼ区別付かないです。
見た目に型番以外の違いはありません。
それを言ったら、製造元のOKI DATAの
姉妹機とも色以外に違いは無いのですが、、、
でもOKI DATAも含めてシリーズ最速機。
ちなみにOKI DATAの親戚機、
B432dnwは、毎分38枚仕様。
Fujitsuの前作、XL-4340は
A4で毎分34枚だったのが毎分40枚へと
大幅に高速化されてシリーズ最速機となっています。
こんなに早くなったので
従来機で選定していた再生用トナーは、
定着不良で使用不可になりました(再生屋泣かせです)。
カタログによると月間6,600枚、
一日に2,000枚以内でご使用下さいとのこと、、、
熱の問題だと思いますが、ここがカタログに
しっかり書いてあるのは非常に良いです。
 
富士通さんは、
いつもこの想定時間や枚数の記載がありますね
(ちゃんと試験しているのだな?と感心しています)
そこを黙っていて、連続印刷し続けたらプリンターが
溶けちゃったとか、、、極々稀に起こりますから、、、
両面印刷機能標準装備。
プリンターの造りは、
今時にしてはなかなか堅牢に出来ていて好印象。 
 
私は、この機種を含めたOKI DATAさんの
A4プリンターの給紙系を気に入っています。
しかし、時に強力過ぎて、紙が斜めに入っても止まらず
皺くちゃで出てきたりします。
(私が汚い紙を使い過ぎなのが原因です)
 
変な紙を使い過ぎると、
搬送が強力なだけに紙が千切れてしまいます。
そうなると紙片が変な所に入り込んだりしますので
注意が必要です。
(紙片がなかなか取り出せず、
ドラムとトナーカートリッジを外して、
プリンターをひっくり返し、
ピンセットやら爪楊枝と共に格闘すること
一時間掛ったこともありました)
 
紙が千切れたら、パズルのように組み立てて破片が
プリンター内に残ってないかをよ~く確認してください。
これは、どのプリンターでも同じですが、
紙片が残っているといつまでも紙が引っかかって
皴や紙ジャムの原因となります。
 
このプリンター、朝一の印刷時、印刷されて紙が
出て来るまでの時間が、少し長い気がします。
「電源入れ忘れたかな?」って思うぐらい、
パソコンからデータを送ってもプリンターが静かです 。
多くのプリンターがデータを送ると
取り敢えずは起動して「カチン」とか「ウィーン」とか
音がします。しかし、このプリンターは、
暫く沈黙するので遅く感じてしまうのかもしれません。
 
在宅用レーザープリンターとして、
とても良いと思います。
静かだし、小さいし、トラブルは少ないし、、、
ネックは、プリンターの実売価格くらいです。
 
一度、レーザープリンターの綺麗さに慣れてしまうと
インクジェットには戻り難いくらいの違いがあります。
インクジェットとの価格差を考えると、、、
その差額が印刷の綺麗さだと思えるか否かだと思います。
 
在宅用として、
こんなに連続印刷が早い必要性はありませんが
一枚目はもう少し早く出てきて欲しいかな?
 
再生品は各社から出ていて選び放題です。
しかし、慎重に選ばないと
ドラムユニットのライフが長い(約5万枚)だけに
トラブルが発生しやすいです。
ドラムユニットも再生品が数社から出ていて、
こちらも選べると思います。
 
でも、トナーと同じメーカー製を選んだ方が、
確実にトラブルが減ります。
印刷で何らかの不具合があったら、
ドラムユニットさえ交換すれば
復帰できる所が良い所です。
 
総合すると、、、
ちょっと高いかな?
でも十分、お勧めできると思います。
 
 
 

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