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カラー A3 プリンター

事務機器評論 #56

弊社技術部 ご意見番の加藤真⼀が
独断と偏⾒で切り込む事務機器評論!
今回は Ricoh SP C840Mです。
 
マニアックだなぁ
#12で紹介したSP C841の姉妹機SP C840Mです。
本体、カートリッジ共に見た目の違いはありません。
しかし、消耗品の型番は違うのでセットしても
動きませんので、中古機をお買い求めの際には
ご注意ください。
オプションを付けないと
給紙2段の排紙1段の基本的な姿をしています。
右から紙を持ち上げ右から排紙されます。
手差しトレイも右。なので本体右に空間が必要です。
当然ながら、そこそこの大きさでオプショントレイを
付けると小さな冷蔵庫みたい。
お値段は小さな冷蔵庫では、すまない額ですが、、、
SP C840とSP C840Mの違いは
M-PaCです。
M-PaC対応プリンターの中でも
最上位グループとなります。
(姉妹機に更に高速のSPC841Mがいます)
M-PaCは、Ricohさんが定期交換部品、
トナー・保守サービス料金をまとめて定額制に
近い形でプリンターを運用できるサービスです。
機器管理の手間の軽減とランニングコストを
一定にしたいニーズを満たすためと思われます。
定期交換部品代を含んでいるので、
交換部品の発注などの突然の出費が
発生しにくくなっています。
決裁権限が無い現場に設置して、
何かトラブルがあっても即サービスマンを
呼べるのが最大のメリットですかね?
 
サービスマンが定期訪問してくれます。
プリンターを使い倒すくらいのお仕事(印刷量)を
与えないと勿体無いです。
それなのに意外とカウンターが少ない中古機が
出回っている不思議。
 
SP C840Mは、A4横送り連続印刷で
45ページ/分で印刷できます。
解像度は4,800dpi相当×1,200dpiで
色はちょっと繊細な感じ。
 
また、Ricoh機全般に言えることですが、
エクセル等で網掛けや透明度の設定された
オートシェイプが重なると癖があるので御注意を!
ファーストプリントは、フルカラーで5.5秒、
モノクロで3.7秒となっています。
そこそこストレスを感じないで印刷物が出てきます。
 
前のモデルであるSPC830との違いは
トナーの配置が正しく(?)なったことだと思います。
トナーの供給パイプが詰まってしまい、
サービスマンを呼びまくった苦い経験が思い出されます。
今回のSPC840からトナーの黒の位置がドラムユニットに
対応した場所に変わり、トナー詰まりがなくなりました。 この特徴もM-PaCだろうとなかろうと
変わらない特徴ですね。
使っていると気付かない所ですが、
ドラムユニットの部品が変更されていて
専用品が使われていたりします。
ベアリングが変わってたりとか、、、
なかなか細かく変更されていて感心するやら、
他人事ながら無駄なのではないかと心配するやら。
探していけば、見えない所に様々な専用品が。
 
この機種の在宅使用には、無理があるでしょう。
小さな冷蔵庫ですから。なかなかの存在感で
専有面積が私のコタツよりも大きいですよ。
私としては何よりも、
自宅に毎月、サービスマンに来てほしくない。
でも、これクラスのプリンターが必要な方なら
メンテして欲しいのかも?
 
再生品、要りますか?
Ricohさんのメンテナンス付きの機種ですから
需要は高くないと考えています。
中古機を買ったとかで必要なら
販売店を通して言っていただければ、
すぐに製品化します。
純正同等トナーを入れても作れます。
気軽にお問い合わせください。
 
総合すると、、、
置き場所と値段次第ですが用途をしっかり検討したなら
良いプリンターだと思います。
 
 

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