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カラー A3 プリンター

事務機器評論 #28

弊社の技術部 部⻑ 加藤真⼀が
独断と偏⾒で切り込む事務機器評論!
今回は Canon LBP5910です。
謎?!
えっ!このプリンターってまだ廃版でないの?
2007年11月14日発売で現行機種では
最古参かも知れません。
しかし、発売が古いだけあって
Windowsなら98~11までの幅広いOSで
ドライバーが準備されています。
MAC OSXから12、LinuxやSAP用ドライバまで
カバーされていています。
この辺が未だに廃版にならず根強い人気を誇る理由かな?
意外と古いOSを更新したくても出来ないのも理解でき
⼀概に悪し様に言う必要はないと思っています。
在庫が沢山あるだけかと思ったら、このプリンターを
まだ生産しているとは、、、Canonさん凄いですね!
(ホームページに2019年7月22日メーカ出荷から
RoHS指令特定10物質に対応との記載アリ)
 
たまに聞かれるLBP5910とLBP5910Fの違い、、、
なんとホッチキスのフィニッシャの有り無しらしいです。
そんなものが標準装備品であるとは!
必要がある人には良い設定かと、、、
A4カラー印刷30枚/秒で今となっては普通な速さで
印刷がマットな感じもCanonさんの標準です。
印刷性能は兎も角、、、
機械工学的にはチャレンジングな仕組みが見られるのが
このプリンターです。そもそもこの機種は最近の流行の
トナードラム分離型を採用されています。
「最近流行りの」と記載しましたが、
この機種が先駆けとも言えるかもしれません。
 
ドラムユニット交換の為にカバーを開けると
SFチックなカバーが閉まっていく姿がカッコイイ!!
不具合が無ければ、良いのですが、、、
不具合が発生するとこのカバーのせいで
にっちもさっちもいかなくなるんですけどね。
 
ドラムカートリッジは頭が痛くなるくらい複雑ですが
トナーカートリッジや廃棄トナーボックスは
非常にシンプル!
設計が古い為、ドラムカートリッジ単品もプリンター同様
結構重たいです。
 
コンパクト設計を売りにしていますが
これも今時としては普通か少しを大きいくらい。
設計が古いお陰でプリンターが
非常にしっかり剛性感のある作りです。
その分?お高い値段、、、
設定プラス重たい
です。
気軽に上げ下げできる重さではないので
設置場所は⼀発で決めてください。
ご家庭での設置、、、重さからお薦めし難いです。
 
トナーカートリッジの再生品は様々な会社が
生産をしています。(我々は廃版にしてしまいました)
再生トナーは選び放題ですが
ドラムユニットは先に書いた複雑さから
今でも再生している会社あるかな?という状態です。
安定した運用をお望みでしたら
多少のお値段の増減に捕らわれずに同じ再生メーカーから
買い続けることをお薦めします。
 
例え不具合が⼀定で出ていても修理してもらえる方策が
あるなら変えないことをお薦めします。
別のメーカーにすると新しいトラブルに見舞われる
可能性があります。
トナーは良く振ってからセットしないとトナーが
ダマになってバキバキ音が出る時があります。
新しいトナーカートリッジをセットする際は
トラブル防止に良く振ってからセットしてくださいね。
 
総合すると、、、 まぁ必要が無ければ買わないでしょう。 逆に言えば「この機種を選ぶ必要がある」って事で 面白いプリンターです。
 

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