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カラー A3 プリンター

事務機器評論 #53

弊社技術部 ご意見番の加藤真⼀が
独断と偏⾒で切り込む事務機器評論!
今回は Fujifilm ApeosPrint C3060S
 
何かが違う
#21で紹介したC3550の姉妹機
DocuPrint C2550の後継機です。
C2550はマイナーチェンジ前の叩き売りする前に
売り切れて欠品してた程の人気でした。
(生産数量を絞っただけ?)
FujiFilmさんの大人の事情でマイナーチェンジを
矢継ぎ早に出していますが、このマシンは速度を
変えてきたのが評価できるかな。
プリンターの名前は変わりましたが、
消耗品には変化ありません。
継続して使えるのは、嬉しい。
他の変更点としてトナーの残量表示が、
1%刻みに、、、
トナーの供給パイプの色が変わり、、、
定着器の取っ手の色が、、etc.
もう、いいか。
兎に角、あまり変化はありません。
! 値段が高止まりしています。 
 
外観では、前機種の時から、
変化が少ないので大きさも変化なく
A3カラー機として専有面積はコンパクト。
ただ、横の出っ張りが収納を考えると
非常に邪魔 です。
 
トナーカートリッジの容量を大きく取るために
前々機種から出っ張りました。
設置時も非常に邪魔。
今回プリンタ-ドライバを入れたらデフォルトを
両面印刷か片面印刷か選べるようになりました。
常に両面印刷設定は良くないと言い続け
やっと、変えてくれましたか。
(誰もここを見て改善したなどと言っていない)
 
印刷速度が速くなりました。
A4で分速32枚の印刷速度です。
こうなるとシリーズ高速機のC3560Sを
買う必要あるかな?
ここで何度か書かせてもらっていますが、
印刷速度は同じプリントを多量に刷る時に
効果を発揮します。
 
数枚ずつ刷るシチュエーションなら
ちょっとした速度差は消えてしまいます。
そして、このプリンターは
超大量印刷には向いていません。
なので、このシリーズでは
低速機がベストバイです。
 
このシリーズのプリンターは昔からですが
シール紙の印刷には向かないようです。
シール紙の糊が定着器の爪の所にこびりついて
紙詰まりを起こすようになります。
多少紙がよれても強引に印刷してしまうのに
糊には弱いです。
給紙ルートの関係もあり、
このプリンターの特性として仕方ありません。
 
A3カラープリンターの
入門機的な位置付けだと思います。
当り前ですが、A3を印刷できるし
綺麗に写真を普通紙に印刷することができます。
両面、無線LANと最近のプリンターの
目ぼしい機能は入っています。
 
逆に色を重ねた深い色を出そうと
4色で200%を超える濃度で印刷したりとか
数千枚の連続印刷とか、、、
色目を合わせて大量印刷等は構造的に苦手です。
色がズレてきてしまいます。
 
何となくですが、静かになったかな?
起動音が大分静かになった気がします。
バラしてもイマイチ変化点が見えてこないので
確証はないのですが、、、
ここにファンが付きそうな
穴が開いてる→前から何もついていませんでした
みたいな。調査が足りないのかもしれませんし、
ただの個体差なのかもしれません。
 
在宅勤務には、ちょっと 重すぎます。
A3のカラープリンターとしては入門クラスでも
A3プリンターですので大きいです。
さらに静かになったとはいえ(確証は無いけど)
住環境では、なかなかの賑やかさ&暖かさ。
 
A3カラーが、必要だから仕方ないなのか
A4カラーで妥協できるかをよく検討した方が良いです。
A4なら、複合機も検討候補に、、、
この子、お家ではさらに
横の出っ張りが気になります。
 
前にも一度書いたことありますが
家庭では電源にも注意が必要です。 このクラスのプリンターは
起動時に電源が不安定になり他の電子機器、
例えば照明が一瞬暗くなったりするので
コンセントを差す場所にも気を遣う必要があります。
 
総再生品、トナー・ドラム、
共に各社から販売されています。
お好みに応じて、お買い求めください。
ただ、なるべく、各色を同じメーカー製にして
メーカー変更を少なめにしてあげた方が
良いと思います。機械の中でトナーが
混ざるとろくなことがありません。
 
総合すると、、、
A3カラー機を使ってみたい方向けです。
シリーズとしての特色が同じですので、
最新機にこだわる必要なし。
 
 

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