事務機器評論 #70

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良いお買い物でした! #08で書かせていただきましたDP3200d この事務機器評論では、 現役機のみを取り扱ってきました。 |
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この機種は、既に現役機ではなくなっています。 ネタ切れで更新も滞ってますし、 この前、新古品で買ったので、まだ購入される方も いるかと思い書いてみました。 筐体の色こそ変わっていますが、形状的には 最新の#48で紹介させていただいたAP4560も 含めてDP3200dとほぼ同一。 |
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表示画面は大きいですが文字も大きくて、 情報量が少ないなぁ。まさかの老眼対策!? A4で連続で毎分38枚印刷できます。 両面で30.5枚も印刷できます。 多少速度に影響が出ますが1200dpiも選択可能です。 このシリーズには、すでに廃版ですが、 DP4400/DP3500/DP3200と三機種あり 印刷速度が異なります。 |
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最速機に比べたら速度として劣りますが、 低速・中速機共にモノクロプリンターとして、 折角の能力の活かし方に悩むには 十分過ぎる生産性です。 今回買ったDP3500は、新古機なので、 A3レーザープリンターにしては、かなり安かった。 |
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他社とは違いFuji Xerox (当時)は、 専用設計が好き(?)なので、系列機種毎に ファーストプリントの時間等も細かく異なります。 DP3200と比較して、 15,000枚仕様のトナーカートリッジが、 セットできるようになっている点も異なります。 |
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最新機種を含めて三姉妹共にプリンターに カートリッジをセットする前面カバーの 建付けが猛烈に悪いです。 しっかり締めて、前面カバーの左右が 奥まで入らないと、プリンターがエラーを 吐き続けて印刷できません。 これはかなり、、、イラッとします。 |
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プリンターの使用を続けていくと ドラムユニットをセットするガイドレールが 削れて更に建付けが悪くなります。 「カートリッジなんて滅多に替えないから良い」 と言い切れる人以外は、 この子やDP4400の方が15,000枚仕様の トナーカートリッジが入れられるので精神安定上、 良いかもしれません。 |
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ドラムユニットは、 DP3200dと型番が異なります。 DP4400と型番、形状を含めて 40,000枚仕様は同じです。 ご注意ですが、後継のAP4560Sシリーズを含め、 質の悪い紙(値段ではなく紙粉が飛びやすい紙)を 使い続けると廃棄トナー漏れの原因となります。 飛び散った紙の繊維(紙粉)が、ドラムユニットの 廃棄トナーの流れを邪魔して詰まってしまう事が あるからです。 |
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そうなると、ドラムユニットの交換が 必要です(ドラムユニットさえ交換すれば 治りますが、勿体ない)。勝手に断言しますが、 ご家庭では、このプリンターの生産性は要らない。 一枚ずつ印刷すると調子を崩しやすい このプリンターの特性からもSOHO的な 一定枚数を刷る需要のあるご家庭でないと 難しいと思われます。 |
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何度もしつこいのですが、 個人でこのプリンターを買う人なんて居ないので、 メカニカルな細かい話を、、、 このプリンターは二成分現像方式を採用おり、 ドラムユニットを使い始める際には 儀式が必要です。 |
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添付の説明書にも書いてありますが、 左右に振ってからシールを引き抜くこと、、、 ご存じですか? でも、これをしないと 段々と濃い印刷になっていったり、 後々トナー漏れが起こったりします。 |
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ドラムユニットセット後、起動時間が異様に 長く(5分とか)痺れを切らして電源を 切られてしまう方もいらっしゃいますが、 我慢してください。 |
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ご使用方法によって、ドラムユニットの 消費量(印刷できる枚数)に結構な差が出ます。 一枚ずつ印刷される方は、3万枚くらいで 寿命切れになります。連続印刷を続けますと 公証枚数4万枚近くまで印刷できます。 また、安定していてもドラムユニットの印刷枚数 が進むにつれて濃い印刷となっていきます。 |
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どちらの特性もレーザープリンターにとって 一般的なことですが、 他のプリンターに比べて顕著だと思います。 再生トナーカートリッジは 各社より販売されており、 お好みで選べると思います。 |
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ただ、中身のトナーは黒いだけに見えても 様々ですので、プリンター機構の難しさと 相まって商品選びは慎重に願います。 中には、偽物(コンパチ?)品が多数見られます。 ドラムユニットも再生品で運用をお考えでしたら、 トナーとドラムユニットの銘柄は 揃えてあげてください。 |
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総合すると、、、 既に廃版機種で恐縮ですが、、、性能は最新機と 遜色ないですしこの値段なら良い選択肢です! |
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