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モノクロ A4 プリンター

事務機器評論 #66

弊社の技術部 ご意見番の加藤真⼀が
独断と偏⾒で切り込む事務機器評論!
今回はBrother HL-L2460DWです。

 

良くも悪くも
これぞBrotherさん!
外観は、イメージするBrotherさんのプリンターそのもの。
小さくてコンパクトで落ち着いた色していてイイね。
右側の排気口が無くなるとすっきりしてさらに良いのですが、、、
液晶画面が1行で必要最低限な感じ。
その割り切り方、潔さイイね。
いっぱい表示させたい方は別の姉妹機を
買っていただければ。
プリンターの評価をするなら
残量とか枚数とか設定とか時刻とか?
なんならカレンダーだって見たいです。
でも、印刷機として考えたら
液晶とか付けずフルフラットとか
作れたらカッコイイと思います。
漆黒のガラストップとか、、、あったらいいな。
ともかく、この子の外観は、事務機器として
チープ過ぎず自己主張もそこそこで良いね。
ただ、惜しむらくは、電源ボタン。
お前だけは駄目だ!
カチッではなく、グニュ~
どこまで押し込んだら良いのやら、、、
早く動き始めないと
指先の色が変わるまで押しちゃうぞ。 
A4モノクロ印刷で毎分34枚。
この値段、このクラスで、、、
Brotherさん なかなかやりますな。
ドライバーを入れる際に
自分で機種名を入力するレアな状況に出くわしました。
PANTUMさんとかKodakさんのプリンターで味わったかな?
海外では多いのかもですが、、、
日本向け、もう少し頑張ろうぜ。
このプリンターは前に#05
紹介したハイエンド機ではなく
一般向けでBrotherさんがもっとも得意とする層を
ターゲットにしています。
オフィスなら多くの人が共有するのではなく
立ち上がらなくても手の届く
2人くらいで共有して使うイメージ?
プライベートユースに近い使い方に向いています。
耐久性が、5万枚または7年間なので月に600枚程度
完全にジェルジェットプリンターと領域がかぶっています。
インクジェットで考えるとちとお高いか?
印刷画像は、ベタやハーフにムラがありますが
文字は綺麗!
そういう用途のプリンターなので問題なし。
この子は、連続印刷向きに出来ていません。
どんどん紙をくべて連続印刷してくと
排紙トレイが満タンになります。
しかし、満タンになっても印刷は止まりません。
どんどん出てきて辺り一面、印刷物だらけになります。
消耗品のトナーカートリッジには
初めてBrotherさんが、ROMチップを付けてきました。
変な付け方だなぁ。
ROMチップのお陰で残量表示の素晴らしいきめ細かさ、、、
とかは無く、いつも通りのBrotherさんでした。
イマドキDX化で分厚い取説なんて付いていません。
紙に印刷しようなんて、裏庭をテラノサウルスが
歩いていた時代の考え方だぜ、、、あれ?
なので、取説はネットで閲覧。
でも、なんだか 解り辛いよ。
激しく躓いたのは、IPアドレスの手動設定。
プリンタードライバーを入れる際にいきなり躓く恐れあり。
ドライバーやソフトが最新版でないと
PCの画面に案内表示が出てきます。
はじめは便利な気がしていたのですが
使ってみると、なかなか煩わしい。
使っていく内に、あまりに煩わしくなったので
言われた通りにアップグレード。
その作業中に初期パスワードを求められました。
パスワードは、共通ではなく
本体裏のシリアルナンバーのシールに記載されています。
まさかプリンターをひっくり返して
パスワードを入力する羽目に。
頑張ってプリンター持ち上げてパスワード打ってたら、
コードが抜けてしまい、、、あぁ~。
この子に限らず、基本的にレーザープリンターは
ひっくり返しちゃ駄目ですよ。
新品でも変な角度になるとカートリッジから粉が漏れるし
古ければ、機内に溜まったトナーが零れ出ます。
ひっくり返すと大惨事に、、、
なんてこと、よくあります。
汚れるだけで済めば良いですが
運が悪いとプリンター内部にトナーが回って、
二度と動かなくなることも。
この子は、在宅勤務に、もちろん向いています。
逆にオフィスユースにおいて問題がありそうなくらいです。
オフィスに置くには十分な質感ですが
ご家庭のオシャレな空間に置くには、、、ちょっと。
我が家の畳の上にミカン箱おいて
この子を乗せるなら、逆に高級感鰻登り。
プリンターとして、ちょっとソフトが
便利なような不便なような、、、
ですが、乗り越えれば、安定して動いてくれます。
 
再生品始めました!
いや、弊社はまだだけど、、、
いろいろなメーカーが作っています。
ROMチップが付いた分だけ、再生品のお値段のお高め。
このROMチップって、、、だれトク?

 
総合すると、、、いつも通りのBrotherさん。
この機種が、、、ではなく、
このカテゴリーで割り切れれば良いかと。
 

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