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カラー A4 プリンター

事務機器評論 #31

 
弊社の技術部 部⻑ 加藤真⼀が
独断と偏⾒で切り込む事務機器評論!
今回のテーマは Ricoh P C301
結構好き
プリンターの大きさは普通。
A4カラー機ならこのくらい、という感じかな。 設置面積としては大きくも小さくもなくけど高さは高いです。
置くだけなら小さいのですが、、、
カートリッジ脱着用カバーは上開き
中途半端に開けても⼀番奥にあるシアンは交換できません。
ですから、カバーが垂直になるまで
開けられるように上空が開いていないといけないし、
カートリッジ交換を考えると高い所に設置も出来ません。
トラブると触らないといけない定着器、
搬送ユニットは前カバーを開けるので、
手前側もかなり場所をとります。
このプリンター、型番こそPC301と新しい形式ですが、
SPC220やSPC310と同様の機構です。
液晶画面は、昔ながらのいつものRicohさんの⻘⽂字です。
旧来機と同じでトナー残量は棒グラフ、
KCMY表記は画面外(プリンター本体に記載)
ステータスを出すと5段階になっています。
各色⼀個ずつの⼀体型カートリッジなので
交換はしやすく非常に便利です。
 
A4カラー印刷で⼀分間に25枚出てきます。
両面印刷に対応し、カラーでもモノクロでも
同じ速度で印刷されます。
⼀気に1,000枚とかの大量印刷向けのプリンターでは
ないので印刷スピードは充分だと思います。
 
9,600dpi相当×600dpiの高画質出力で画像に
期待したいところです。
(デジカメと同じで画素数と画像は⼀致しません)
純正品の色目は、トナーのテカリを抑えたためか
あくまでも好みなのですが画質はイマイチ、、、
「値段なりかな?」と感じてしまいました。
ここは再生品の色目に期待したいところです。
 
脈々と続くこのシリーズのプリンターは、
カートリッジ交換用カバーの
開け方が分かり辛いです。
バネが強めで閉める時に割と力が必要です。
レーザーを押し付けるためにバネが
付いているので仕方ないのですが、
「ぼよん」って感じで押し戻されます。
 
このカバーの裏面にレーザー窓が付いていて
トナー漏れによる汚れは少なそうです。
清掃をしやすいので、カートリッジ交換の際には
拭いてあげてください。
 
ちなみに、、、前カバーは搬送ユニット(1kg超え?)が
付いていて重たいので、これも片手では閉められません。
廃トナーボックスを取り出すのに少し手間がかかります。
前カバーを開け、搬送ユニットを取り外してから
その奥にある廃トナーボックスを引き抜く。
忘れた頃に行う作業だから構わないと取るか、、、
滅多にない事だからこそ分かり易くすべきか、、、
難しいところです。
 
在宅用として、カラー機が欲しいなら
選定機種にはなるかもな?と言うところです。
占有面積は小さめですが
なかなか重たいですし高さ方向に場所を取ります。
また、印刷時の音は「ウィーン」とちょっと大きめ。
自宅では響くかもしれません。
お部屋の片隅に置いて置けるのであれば、良いのかな。
 
この機種の再生カートリッジは各社から販売されてます。
何かあれば単色でカートリッジを替えるだけですので
気軽に再生品を入れることができます。
先に書いたみたいに純正品と再生品とでは
印刷の色目が異なります。
お気に入りの色目の商品にあたれば
良い仕事をしてくれると思います。
さらには白などの特色トナーカートリッジもあったりして
再生品が面白いです。
 
総合すると、、、
しっかりしていて個人的には好きですが、
基本設計が古い感じは否めません。お値段次第ですね。
 

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