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カラー A4 プリンター

事務機器評論 #35

弊社の技術部 部⻑ 加藤真⼀が
独断と偏⾒で切り込む事務機器評論!
今回は、FujifilmのApeosPrint C320 dwです。
イメージ 一新!
2021年4月2日に発表されたこのプリンター
随分とFuji Xerox時代と外観イメージが変わりました。
Fujifilm Business Innovationにとって
ホントの初戦ですね。
色んなプリンターを見てなければ
どうでも良い情報ですね。
前作のDPCP310dwと比較し
コンパクトになりました。 前作同様、NFCにより
モバイル端末をかざしてプリント。
Wi-Fiは、アクセス ポイントを
必要とせずに簡単に接続。
600×2400dpiで高精細な印刷が可能です。
この辺は今時ですね。
これで実勢価格が上がっているのは、、、
何ともです。
 
カラー、モノクロともA4サイズで
31枚/分で印刷できます。
POPなどで多いA5サイズでは41枚/分となります。
トナー節約機能で三段階で
50%まで薄くできるのは目新しいです。
これでトナーを気にせず、試し刷りができるかな?
前モデルは最新トナー採用でしたが
今モデルでは前世代のトナーが採用されています。
これも⼀般的には、どうでも情報ですね。
綺麗な印刷が出来れば中身は、、、ね?
印刷できない範囲は紙の端から上下左右4.1㎜。
他社に比べて優れていると感じます。
本当はフチなし印刷が出来れば良いのですが、、、
レーザープリンターには苦手な分野です。
 
最近のプリンターで
よく見かけるトナーチップが
切れても印刷できるカスタムモード。
トナーを最後の1gまで
使い切る為のものだと思います。
使い切れない時があると思うなら最初から
“メーカーが何とかしておけ”と思ったり、、、
 
このプリンター、このカスタムモードを⼀旦
「有効」にすると「無効」には戻れないの?
解除方法は取説に記載は無く不明です。
怖くて試せてません。
 
プリンタドライバの初期設定が
両面印刷設定になっています。
これも最近よく見ますが、流行ですか?
片面印刷をしたい場合
プリンターのプロパティから両面印刷を
「しない」にする必要があります。
最近のFujifilmさん系プリンターは
みんなこの仕様なので
この機種に限ったことではありません。
 
背面カバーを開けると転写ベルトが
「こんにちは!」と見えます。
紙詰りで開けると紙がここで詰っており
取り除く際にベルトに
触れてしまいそうになるので注意が必要です。
くれぐれも間違えてもベルトに
傷を入れないように気を付けてください。
 
印刷するデータ量が
ちょっと大きくなると考え中になり
印刷に時間が掛かります。
これはメモリ不足ですかね?
でも、このプリンターは
メモリが512MBも搭載されています。
ARM Single core 667MHzが力不足なのかな?
残念ながら、メモリ増設はできません。
 
在宅用としては、ちと高級過ぎませんかね?
前作シリーズの複合機の方が実売価格安いからなぁ
新しい物好きでも同系で複合機版もありますから
そちらの方が在宅向けとしては、お薦めです。
専有面積として背面カバーを開けるスペースが
必要で置きっ放しの運用はキビシイです。
 
再生トナーカートリッジは各社から
リリースされていると思います。
先に書いたように⼀世代前のトナーなので
再生品品質も安定していると思われます。
(再生屋の良心次第ですが、、、)
 
ドラムユニットの再生品は
まだ無いと思います(見ていません)
プリンター本体のライフが20万枚だから
買ってくれないからかな?
トナーカートリッジのコピー商品が
出回り始めたようなので御注意を。
 
総合すると、、、
枚数刷らない用途で本体価格が安ければ
お薦めできるかな。
 

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