1. HOME
  2. ブログ
  3. モノクロ A3 プリンター
  4. 事務機器評論 #48

SUPPORT

サ ポ ー ト

モノクロ A3 プリンター

事務機器評論 #48

弊社技術部 ご意見番の加藤真⼀が
独断と偏⾒で切り込む事務機器評論!
今回は ApeosPrint 4560Sです。
あんまり変わらん…
#08で紹介したDP3200d姉妹最速機、
DP4400dの後継機がこのプリンター。
Fujifilmさんは、Xeroxさんとのデカップリングにより
色んな機種でマイナーチェンジが行われています。
プリンターの名前変更だけかと思ったら
消耗品には変化がありました。
罠かと思うような互換性のない物と
なっていますのでご注意を!
見た目が似ていて互換性がありそうで、
セットすらできないという、困った仕様になりました。
プリンタフロントカバーの建付けの悪さも健在です。
ここだけは、今回のマイナーチェンジで
どうにかして欲しかった、、、。
良い所も変わらずで、どっさり給紙できて
排紙トレイにもいっぱい入るところは健在です。
三姉妹で最速のA4で毎分45枚で印刷できます。
両面印刷は、31.7枚と速度低下が
少なめで速いのが良いです。
 
増設トレイは、3段(1,800枚分)まで
設置することができます。
(増設すると、全くかわいくないけどね)
印字は、少し艶感のある黒で従来通りです。
好みはありますが、綺麗な仕上がり。
印刷速度が速くて綺麗な仕上がりなのも
従来通りということです。
 
高速連続印刷は、
低密度印刷かつ1,000枚を超えると
調子を崩す傾向があります。
具体的には、印刷が薄い、片側に汚れ、
粉っぽい印刷等々が発生します。
数百枚レベルの印刷なら
とても綺麗で安定した印字が期待できます。
ドラムユニットの使い初めは、
なかなか待たされます。
中のトナーが均一になるようにとか
センサーのキャリブレーションなんかをして
時間を取られています。
印刷が安定するまで何枚か刷るようです。
ドラムユニットを育てる感じ?これらも従来通りです。
 
間違え探しレベルの違いだけで
新しいプリンターに更新は、、、
更新時期なら仕方ないけど、そうでないなら
定価も安くないし無理に変える必要はないかな。
保証面が同じで旧品を安く売ってたら、
そちらを買いたくなりますね。
 
給紙トレイに多くの紙を雑に
ドサドサと入れると用紙ストッパが
モゲますので注意が必要です。
前のモデルのDocuPrint 3010では、
安心できる堅牢さでした。このシリーズでは、
プラ一体成型になってて強度不安があります。
 
Fujifilmさんの給紙ローラーは
決して持ちが良いとは言えませんが
簡単に清掃したり交換できる
というのが強みです。
 
よく見かけるトナーチップが切れても
印刷できるカスタムモード。
最近のプリンター、このカスタムモードを一旦
「有効」にすると「無効」には戻れないの?
この子も今も元には戻れず、
トナー残量が表示されなくなってしまいました。
 
硬い平面の上に設置しないと
給紙トレイが閉まり難くなります。
最近は何処のプリンタも同じですが
筐体の剛性が低く歪みが大きくなるためだと思います。
 
一度設置したら、なかなか設置先を変えないと思います。
重たくてもしっかりしている方が良いと思うのですが
コストダウンや素材の統一等の様々な
要因から難しいのかな?
今回は、質実剛健なイメージのFujifilmさんに
期待するあまり、辛辣なコメントが多いかな!?
 
在宅用としては、スペック過剰だと思います。
なかなか賑やかですし、本体が大き過ぎるかと思われ。
個人的には好きなプリンターなのですが
持って帰りたいかと言われると、、、
なかなか厳しい。
 
再生品は、チップの開発で止まっているので
もう少しかかります。
チップの開発が出来たら、きっとコピー商品が
雨後の筍の様に出てくることが予想されます。
 
再生でもコピーでも使用するメーカーを変えると
トナーが混ざるので汚い絵が出るリスクが高まります。
汚い絵が出るようになってしまうと純正トナーを入れても
簡単には戻りませんのでご注意を。
最悪、ドラムユニットを交換するしかなくなります。
総合すると、、、
良いプリンターだとは思います。
でも、もっと信頼性の改良が見たかった。
 
 

関連記事