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モノクロ A4 プリンター

事務機器両論#37

弊社の技術部 部長 加藤真一が
独断と偏⾒で切り込む事務機器評論!
今回のテーマは Ricoh PC6000Lです。

 

同じ物?
2022年1月にSPC740の後継機として生まれました。
先に紹介したOKIさんのC835の姉妹機です。
なのでC835dnwと白+グレーで構成されている外観が似ています。
グレーの色目が多少異なるのですが、
並べないと分からないレベル。
なら変える必要ないのでは?とか思いますが、
商品シリーズの色は大事ですからね。
外観はそっくりなのにボタン表記は微妙に変えてきています。
ちょっと騙されました。
このマシンもお洒落さんな静電タッチキーでフラット設計。
このRICOHさんのPC6000Lには、NFC機能はありません。
最近、どこのプリンターにもNFCが搭載されているから、
コストに影響ないのかと思ってました。
が、やはり、NFCの有無は生産コストに響くんですね。
猫も杓子もNFCではありませんでした。
ウォームアップ時、従来機は、
のんびり屋さんでしたが少し改善されたかな?
早くなった気がします。
A4印刷で分速36枚は実用上、良いスピードだと思います。
600×1200dpiという珍しい(?)解像度。
PSドライバーが準備されていないみたいで、
ここをどう評価するかです。
前のモデルは、メモリーを256MBしか積んでいなくて
増設を薦めていました。
この子は、1GBになり増設しなくても両面印刷で
ストレスを感じません。
勿論、大きなデータを送れば固まるのでしょうが、
エクセルファイルくらいなら大丈夫。
細幅印刷ができるのでPOPなど店舗向き?
ただ、細かろうが小さかろうが一枚は一枚として
カウントされるのでドラムカートリッジとしては
非常に勿体無いかも? 

姉妹機同様、手差しトレイからメディアを入れて
背面の排紙カバーを開けると、
ほぼフラットで印刷ができます。
曲げたくないメディアに印刷する際には非常に重宝します。 
 
メンテナンス部品を自分で交換し易く、
色々と外して掃除もし易いのがお薦めポイントです。
基本的に定着器の手前と4本のLEDアレーを
小まめに拭いてあげれば、綺麗な印刷ができると思います。
 
LEDアレーは、あんまりごしごし拭いて配線がズレると
色が出なくなるのでご注意ください。
お客様から、このコードをいじって基板の
ヒューズを飛ばしてしまった例をお聞きします。
ヒューズを飛ばすと基板交換なので
プリンター本体より高くつきます。
なので、LEDアレイのコードは、抜き差し絶対厳禁です。

 
ドラムカートリッジが簡単にできるのが魅力的です。
ただ、手を滑らせてベルトに落とさないように
注意してください。
ベルトユニットや定着器は、
OKIさんと形状は同じの色違いです。
でもROMチップが付いています。
なので、RicohさんとOKIさんの間での
入れ替えは出来なくなっていると思います。
買ったばかりで試していません。
このベルトや定着器を再生したら、
買ってくれるかな?反響があれば頑張るんですが、、、

 
在宅用としては、
大き過ぎるし運用し難いかと思います。
カバーが大きい上開きのため、
棚の中段や下段には設置できません。
上空に空間が必要。
引っ張り出すにもなかなかの重さです。
この点でご自宅での運用はお薦めし難いです。 
 
逆にご自宅で様々なメディアで刷りたいという
明確な目的があるなら非常に良いと思います。
1200dpiの必要なくて、大量に印刷する目的でなければ
非常に良いのですが、、、
これって在宅勤務でなくて、
業務だね。
 
再生トナーは、少しずつ出始めています。
もうすぐ選び放題ですね。
ドラムユニットの再生品も最近出ました。
いつも書いていることですが、
トナーとドラムはメーカーを揃えてください。
カートリッジのチップが気難し屋さんで
組合せによって動いてくれません。

この原稿を書いている時に、PC6010が販売開始されました。
SPC750の後継機です。
ついに世代交代が完了かと思ったらSPC751は売っていました。
総合すると、、、
もしもSPC750をまだ売ってたら、、、
値段次第ですが、そちらを薦めてしまいます。  
 

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