事務機器評論 #57
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スッキリした? この子は#05で紹介した Brother HL-L6400DWの姉妹機です。 義姉は腰高感があってサイコロみたいでしたが 妹の方は、高さを抑えてスッキリしています。 |
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右に排熱口があり、結構な熱風が出ます。 なので設置には、向かって右側にスペースが必要です。 この機種だけのことではないのですが 上面に排気口を作れないのかな? |
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背面の排紙口を使う予定のある方は、 背面もスペースを開けて置かないといけません。 諸々を考えると、本体の割に場所を喰うイメージかな。 机の上にぽつんと置くイメージ?そうなると白か黒しか 選べないレーザープリンターってつまらない。 車みたいに 何色からか選べたら良いな。 |
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Brother版よりも印刷速度がのんびり屋さんです。 A4印刷で片面毎分40枚。姉(Brother版)と同様、 両面印刷にすると激遅になるのは愛嬌ということで。 のんびりに(印刷速度が遅く)なったとは書きましたが A4が毎分40枚も出てくるので、 必要にして十分だと思います。 |
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モノクロ機ながら1,200dpi×1,200dpiで印刷が可能! 前にも書きましたが、 正直、モノクロの1,200dpiってどうなの? 使い道あるのかな? 1,200dpiにするとバーコードが 読み取り易くなるとかないし、、、 印刷速度の低下が無いので常時1,200dpiに 設定しておいても良いのですが、、、 あまり体感できません。 |
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私の思うこの子のウリは、 多目的トレイから給紙して、 バックカバーの背面排紙トレイから出せることです。 ハガキや封筒 (最近、何故か私が刷ることの多い) 表彰状などの厚紙でも曲がらずに印刷が可能なのが とても良いです! |
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見た目のすっきり感の代償として、 給紙トレイが、250枚になりました。 増設トレイは2段追加でき、手差し50枚と合わせて 4種類の紙をセットできます。 排紙トレイはたっぷり入ります。 |
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手差しトレイは、作りとして良く出来ていますが、 常時、開けておくような造りになっていません。 増設トレイや手差しは、折角のすっきり感を スポイルしちゃうと思うんだけどな、、、 |
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NECのホームページには「コンパクト設計ながら、 30万頁の耐久性エンジンを搭載していますので 長期に渡り印刷環境を提供」とのこと。 普段、A3機を見ることが多い私には装置寿命が 30万枚は少なく感じてしまいます。 でも、30万枚ってなかなかの量で、 小さな部署の印刷需要では 6年間で達成できない量なんですよね。 |
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この子は有線のLANとWi-Fi Directの 同時利用が可能です。 社内LANを切断しなくても、 来客者がWi-Fi Direct経由で印刷ができます。 ただ、有線LANとWi-Fiの同時使用はできません。 二つのLANに同時接続は できないという事なんだろうな。 |
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プリンター付属のスタータートナーカートリッジで 三千枚しか刷れないのは、微妙だな。 この子の印刷速度が、こんなに早いんだから、 本気出されたら、あっという間だよ 大量印刷する需要も減っているからいいのかな? 大容量トナーカートリッジが、 8千枚仕様ってのも本家Brotherさんの 姉妹機に比べて残念な所です。 |
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とてもマニアックな話ですが、 使用されている中身のトナーが、 なかなか気難しいヤツなんです。 廃棄トナーをクリーニングする機構が 簡略化されていて、廃棄トナーが少ない トナーにしないといけません。 そういう理由であんまり変なトナーを入れられず、 再生屋としては、苦労させられます。 |
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在宅勤務には、ちょっと五月蠅くて熱いかな? 大きさ的には良いと思います。 ちょっとスペックが高過ぎる気もします。 在宅用としてこの速さは要らないですし、 活かせることもないでしょう。 スターターが印刷が速いだけに3千枚なのも寂しい。 買ったら、しばらくトナーは買いたくないですよね。 |
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再生品を作るのは、トナーが、ちょっと難しい。 でも、難易度が高い割に本家Brother版の コピー商品が繁茂している不思議。 トナーカートリッジ、一巻は無事に使えても、 ドラム寿命の5万枚近くまで 使い続けたら大丈夫なのかなぁ? ちゃんと作っているのだろうか? |
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何が起こるか分からないので、 コピー商品は薦められません! でも“ドラムが駄目になったら交換するから良い” と割り切った考え方なら、無理には止められません。 |
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総合すると、、、 悪くはないのだけれど 決め手に欠けます。 3~4人で共同使用するような環境に置くなら、 薦めるかな、、、 |
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