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モノクロ A4 プリンター

事務機器評論 #22

弊社の技術部 部⻑ 加藤真⼀が
独断と偏⾒で切り込む事務機器評論!
今回は Ricoh SP3700です。
違いが分からん、、、
#16のSP2300Lの姉妹機です。
見た目に型番以外の違いはほとんどありません。
⼀応、下位機のSP2300Lと同じですがスペックでも、、、
勿論、両面印刷/1200dpi印刷に対応しています。
モノクロレーザーで1200dpi、、、使います?
 
私はRicohさんの給紙系を非常にかっております 。
Ricohさんのプリンター全般・SP2300Lも同様ですが
手差しトレイがしっかりとしていて好感が持てます。
給紙トレーから用紙は手前から引き上げられて印刷されながら
奥へ流れて定着器で折り返して上から排紙されます。
⼀回印刷するにあたり用紙は二回ターンしますので、
あまりに固いメディアを流す予定の方は、
大きめのプリンターの方が ターンする半径が大きいので有利です。
小さいシールなどは、ターンの際にシールの端が剥がれローラーや
ドラムに貼り付くことがあります。
 
Ricohさんは「出力機器のリモート管理サービス」
始めているみたいです。
私自身、なかなか使う機会がない
のですが
機能をそれぞれ見てみました。
⼀番良いと思ったのは故障未然防止としての機能ですが
このシリーズでは(比較的機構が単純なので)難しいかもしれません。
 
逐⼀プリンターの状態を報告しているので万が⼀の修理依頼時に
説明する手間が省けて、消耗品も素早く届くかも?
⻑く使っていれば、コンサルティングへの情報活用に
役⽴てると記載があるので、もし無料であれば良いと思います。
この機能の最大の弱点はオフィスにある様々な
メーカーのプリンターを⼀元管理できないことです。
 
無論、この機能でRicohさんのプリンターは
機種を問わずまとめられます。
でも皆様のオフィスには様々なメーカーの出力機があるでしょう?
Canonさん、Epsonさん、Fujifilmさん、、、
インクジェット、レーザー、ドットインパクト、、、
みんなバラバラの管理になります。
 
メーカーを問わず全てを統括出来たら良いのですが
それをするためには社外のMPSを使用することになります。
社外品のMPSの問題点は
純正メーカー以外へプリンター情報を送ることで
セキュリティー上、気持ち悪い事です。
MPSは海外では⼀般的になっていますが
日本国内でメジャーになれない(普及しない)のは
この問題が大きいです。実は我々も取り扱いをしていますが
この問題により普及は進んでいません。
 
脱線しました。実はSP2300LとSP3700の最大の違いは
入れられるトナーカートリッジのサイズです。
SP2300Hは5,000枚印刷可能なのに対して
SP3700Hは7,000枚の大容量カートリッジが使用可能です。
(見た目はSP2300Hのカートリッジと同じですが、、、)
 
このカートリッジ1本当たり2,000枚の容量違いの為に
プリンターの実売価格が2倍、、、
この二機種の大容量カートリッジを使用した場合、
パーページコストに大きな違いはありません。
 
再生カートリッジを入れてしまったら
更にパーページコストの差は埋まります。
大量に印刷する方には初期投資だけの問題なので
大した話ではないのですが
のんびり印刷予定の場所にはお勧めしかねます。
総合すると、、、
沢山刷る予定がなければSP2300Lを、、、
大量印刷予定なら、A3機をお勧めいたします。
でも⼀昔前に比べたら破格の値段です。 
 

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