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モノクロ A3 プリンター

事務機器評論 #54

弊社技術部 ご意見番の加藤真⼀が
独断と偏⾒で切り込む事務機器評論!
今回は Canon LBP453iです。
 
安心感…
今まで(#01#15)と全く同一のシルエット。
今回の間違い探しは、、、
押しボタンにテンキーが付きました。
しかし!!
本体は瓜二つでもカートリッジは、変更アリ。
今までのカートリッジが流用できなくなりました。
お客様にとって誤用がなくなるので
良いことなのですが再生屋としては、きついなぁ。
本体は、いつも通りのまとめ具合。
何か変化を感じるとかはありませんが
安定の安心感です。
A3機として、コンパクトなのですが
A3をトレーに入れると後ろに飛び出します。
どの機種でも起こることだし
これは仕方ないのですが、飛び出し方が
Canonさんらしからぬ感じで好きになれない。
A3をご使用の方は、後ろが飛び出す分も考えて
スペースの確保をしてからご購入下さい。
このシリーズのプリンター、
見た目や機能の先進性を求められていないし
今までも不満ない機種でした。
不満が無いと言っても
「ひと月に5万枚を印刷して
6年間メンテナンスフリーで頑張れ」
と言っても無理ですよ?
それはこのプリンターの役割ではありません。
進化の方向性として保守的で良いのだと思います。 
 
A4で毎分43枚、両面印刷しても
片面同様43枚印刷出来ます。
地味にすごいね。
最近 (?) のCanonさんのプリンターは、
パソコン上で[Canon Generic Plus LIPSLX]と
表示されます。Canonさんちの子達を複数繋ぐと
同じ表示でどれがどれやら、、、
 
デフォルトで両面印刷が設定されるのは
最近の流れです。が、基本けち臭く裏紙に
印刷の私にとっては非常に不便です。
ただ、両面印刷の際に裏面から印刷してくれて
表面が上になって出てくるのは
ちょっとしたことですが、
とてもイイ!
両面印刷を切り忘れると裏紙に欲しい面が
印刷されて読めないけど。
これだけ生産性にこだわった仕様なのに
今回も標準給紙トレイは250枚しか入りません。
そこは デザイン重視か?
給紙容量に不満がある方向けに590枚入れられる
増設トレイが、マックス3段まで付けられます。
ここは理解できないのですが
A5サイズを増設トレイにセットする場合、
更に別オプションを買う必要があります。
 
オプショントレーを複数買うと本体よりも
高くなるのはどのメーカーも一緒です。
総額としてはそれほど変わらなくなるので
この子の様に生産性の高い機種を買って
フルオプションにする選択も良いと思います。
低速機にフルオプションも良いのですが
総額があまり変わらないから
「こっちにしておけば?
と薦めています。
 
LANに繋がないと、
画面に「LAN接続確認」と出て消えない?
トナー残量表示を消してまで表示することかね?
USBとか独立して使いたい時には
甚だしく邪魔です。
これに何の意味があるのでしょう。
LAN接続することによって購入者は
どの様なメリットがあるのか見えてきません。
 
このシリーズを通して
数千枚の大量印刷には向きませんが、
数百枚とかであれば安定と安心感があります。
壊れなければ、余計な所をいじることもなく
カートリッジを差し替えて紙さえくべれば
安心して印刷が出てきます。
 
いつも通り、プリンターの
パッケージングが素晴らしいのですが、
直そうと思ってしまうと地獄です。
あっちをバラしこっちをバラししないと
目的の所に到達できません。
 
ちょっと弄りたいだけなのに、
前から後ろまで全バラに。
余計な所をいじらせないぞ!
というCanonさんの意地を感じます。
 
本体が薄くてカートリッジ交換が分かり易いので
在宅勤務等でA3機を置く必要がある方には
お勧めいたします。
運用上、トラブル少ないからイイね。
でも、多少の五月蠅さと温かさは覚悟してください。
 
後、プリンターを絨毯に直置きすると
給紙トレイが出てこない / 入らないので注意です。
硬くて平らな場所においてください。
逆にこの生産性が要らないなら、
宝の持ち腐れです。
もっと小さくて速くて静かなのは
いくらでもあると思います。 
 
再生品は今開発中です。
きっともうすぐ出てきます。
と、書いている間に再生品が出始めましたね。
 
総合すると、、、
無理に最新式に替える必要はありません。
A3モノクロ機の定番商品と言えると思います。
 
 

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