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カラーA4 複合機

事務機器両論#43

 
弊社技術部 ご意見番の加藤真⼀が
独断と偏⾒で切り込む事務機器評論!
今回は Fujifilm Apeos C320zです。 
インクジェットプリンター?
この子は#35のApeosPrint C320 dwの複合機版です。
前作の#24DPCP310zと比較しコンパクトになりました。
見た目は、豪華なインクジェットプリンターみたい。
何かあった時には側面カバーを開けるスペースが必要です。
本体重量21kg程度、なんとか一人で設置できる?
複合機なので印刷よりもその他の機能がメインなので
なかなか印刷しないですよね?
個人的に使ってみるとスキャンしてパソコンに
取り込んで原版を捨てるという
おおよそプリンター業界の
縁に居るとは思えないペーパーレス化。
なので、トレイのA4用紙が埃を喰わないところが豪華な
インクジェットと同じで良いです。
Fujifilmさんの液晶画面は、字が大きくて
無駄な気がすると何度か書かせてもらいました。
でも、この子は逆に画面が小さくて
キーボード入力が小さくて入力し辛いです。
IDカードコピー機能、、、
表裏を置き換えるだけで自動的にレイアウトを
ずらして印刷してくれます。
たまにしか使わない機能ですが個人的には
とっても便利でお気に入り。
印刷速度はA4で分速31枚。
コピーだとモノクロ30枚、カラー15枚なので
スキャン性能よりも高い印刷性能を持っています。
姉妹機同様、NFCにより
モバイル端末をかざしてプリント。
Wi-Fiは、アクセス ポイントを必要とせずに接続。
 
ただ、LAN接続とWifi接続が同時に使えないので
PCとスマホからの共有プリンタとしては不便です。
さらに切替はプリンタ本体側から切替えるのですが
一度Wifiに切り替えてからLANに戻すとIP/SM//GWが
消えてしまい再度入力し直す必要があります。
設定は、残っていて欲しい!
 
600×2400 dpiで高精細な印刷が可能です。
この辺は今時かつ変化ないですね。
スペックではなく実際の画質は一般事務機としては
十分だと思います(謎の上から目線)。
ファースト印刷時のウォームアップが
ちと長いかな?
 
付属のスタータートナーは、
約800枚印刷出来ることになっています。
でも馬鹿みたいにカラー写真連続印刷したら
200枚くらいで交換になってしまった。
もう少し、サービスして。
 
多くのA4複写機がそうなのですが、、、
ガラス面においてコピーしようとすると
蓋が軽すぎてヒンジの所が抜けるんです。
本の様な厚みが不均一なものをスキャンすると
蓋がぐらぐらしてしまう。
 
トナーカートリッジを慎重に外さないと
トナー供給口からトナーがこぼれて汚れます。
私が下手なのもありますが、慎重に外しても
こぼれます。ドラムユニットの脱着は
固くて引っ張り出し難いです。
(初めての脱着だからか?
それともこれも私がヘタなだけ?)
 
姉妹機のプリンターでは重いデータを印刷すると
息継ぎが見られると書きました。
しかし、この子は息継ぎなく印刷が出来ています。
姉妹機なのにこれは謎です。
とにかくサクサク印刷出来てとてもイイ!
 
これも#35の姉妹機の紹介の際に書いた
カスタムトナーモードの有効化の記載はあるけど
無効化方法がない問題。
カスタムモードを一度有効にすると無効にできないと
記載があります(リファレンスガイドP.138)。
危なかった、、、あの時試していたら戻せなかった。
 
在宅用としては、ちと高級過ぎませんかね?
前作シリーズの複合機の方が実売価格安いからなぁ、、、
SOHOでの使用を考えると多機能なので
必要にして十分!
 
別に機能として文句は何処にもないんです。
複合機が、大量印刷に向かないのは
何度も書かせていただいている通りです。
大量印刷しないで使用するなら
在宅用として何の不満も出ないかと。
 
再生トナーカートリッジは
各社からリリースされていると思います。
再生屋の良心次第ですが、、、
一世代前のトナーなので
再生品品質も安定していると思われます。
 
ドラムユニットの再生品は
無いと思います(見つけられていません)。
プリンター本体のライフが20万枚だから
買ってくれないからかな?
トナーカートリッジのコピー商品が
出回り始めたようなので御注意を!
 
総合すると、、、
価格がネックですが、
複合機として使い回すには良いと思います。
 
 

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